自分が住んでいるメリーランド州ベセスダ近郊は日本の東北地方と大体同じくらいの緯度で、冬は時々雪が積もる。それまでずっと関西方面にいた自分としては、ちょっと嬉しいものである。
ただ、車の雪かきだけは面倒である。前日の夜に雪が積もると、次の日に研究室に行く前に、10分くらい雪かきして、車を温めてから出発しなければならない。いくらコアタイムのない職場とはいえ、流石に煩わしい。
こんな感じで雪が降る前日はワイパーをあげておく。テレビを見ない自分は他の車のワイパーが上がっているのを見て「ああ、明日雪降るんだ」と判断する。しっかりしろアラサー。
車に雪が積もって一番厄介なのは「フロントガラスに氷がへばりついて取れないこと」だ。ウォッシャー液とワイパーで解かそうとしても、ウォッシャー液の成分がメタノールだから氷は解けない。車を温めるというのが一般的な作戦だが、氷点下のなか氷が解けるまで車を温めるのは非常に根気がいる。20分くらいはかかると思う。
自分が今までとっていた作戦は家でお湯をバケツに汲んで、それを車にかけるというものだった。この作戦は我ながら妙案で、瞬く間にフロントガラスにへばりついた氷が解けていく。ただこの場合でも、車に積もった雪を雪かきをするという作業は避けられない。
そこで、先日、意を決してAutozoneで100ドルもするカーカバーを購入した。このシーズンに他の車がカーカバーをかけているのを見ていいなと思ったのだ。これがあれば、家でお湯を汲む必要も雪かきする必要もない。はずだ。。。
問題は果たして今冬にあとどれだけ雪が降るかだ。この辺りは何日も連続で雪が降り積もるということがない。せっかく100ドルも出したのだから、ぜひこのカーカバーに活躍して欲しいのだが、シーズンによっては全然降らない時もある。
そんなわけで「雪降れ〜」と祈っていたわけだが、ついに雪の予報になった。いよいよカーカバーの出番だ。
見よ、この用意周到ぶりを。カーカバーは想像以上に重たくて、かけるのが大変だが、どうにか一人でかけることができた。そして隣の車はカーカバーをつけていない。。。
正直、明日が楽しみでしょうがない。自分の車は全く雪が被っておらず、隣の車は雪かきでヒイヒイ言っている。そんな光景が目に浮かぶ。
駄目だ…まだ笑うな……35秒……35秒で勝ちを宣言しよう。
ニア 僕の勝ちだ
う〜ん、もっと降れ(笑)。これだと流石にカーカバーかけるほどの降雪ではないかなあ〜。こんな5mm程度の雪のために100ドル払った私の負けか。。。
しかもこのカーカバー異様にかさばって、トランクに入れるとこんな感じで、全てがカーカバーで占領されてしまう。しかもカーカバーには雪がへばりついた状態で取れなくて、どうしても濡れたままトランクに入れざるを得ない。
しかも、今朝、こんなふうにフロントガラスだけをカバーしている車を見つけたのだ。こんな代物があったとは。。。絶対こっちの方が安いし、こっちで十分そうだ。
あと100回くらい雪降ってくれ。