日本でも緊急事態宣言が解除されたりして、世界的にも徐々にコロナ禍から脱却しつつありますよね。「脱却したことにしている」とした方が適当かもしれませんが(笑)。自分の職場であるNIHも先週の6月23日月曜日から部分的に職場復帰が可能となりました。少人数性の職場復帰でGroup Aと名づけられています。NIHのあるメリーランド州のコロナの状況に応じて、Group B, Group Cと徐々に職場復帰の人数が増やされていく形になります。条件として、人と人との距離が確保されることが挙げられ、またマスクは着用義務になります。自分の研究室の場合、月曜日から水曜日まで3人、木曜日から土曜日まで3人、これをローテーションする形になります。自分は木曜日から土曜日のグループに所属しているので、毎週木曜日から土曜日まで職場に通うことになります。月曜日から水曜日は今まで通りテレワーキングです。この枠の中でうまいこと実験をマネージメントしていくわけです。
そんなわけで、先週の木曜日から土曜日の三日間、約3ヶ月ぶりに研究室に行き実験をしました。感想としては、やはり体を動かすのは良いですね。久しぶりに仕事が終わった後の達成感というのを味わった気がします。約3ヶ月間ものテレワークで自分はテレワークがそれほど得意でないということや、コロナ禍が始まってから自宅周辺のネット環境がすこぶる悪くなったことに対してかなりイライラしていたので、3日間だけでも職場で実験とデスクワークをすることを認められたことは、この上なくありがたいです。
また、自分のうつ病との付き合い方も、この3ヶ月のテレワークで少し変わったと感じました。「3ヶ月しっかりと休むことができた」という事実があるので、多少体や心の調子が悪くても、「あんだけ休んだのに調子が悪いということは、もうその調子の悪い体と心でやっていくしかないんだよ」というような感じで、いい意味で全快というものを諦めることができたように感じます。
こんな機会も珍しいので、記念にGroup Aを開始させた職場の写真を数枚アップしておこうと思います。
この対策がどれくらい功を奏すかはわかりませんが、状況がよくなる事を祈ります。