どこの国でも単身生活者にとって「いかに野菜を摂取するか」というのは大きな問題になります。今回は自分がアメリカでどのように野菜を摂取しているかと言うことについて書きたいと思います。
日本にいた頃はコンビニに行けば、豊富な種類のサラダや、さまざまな野菜ジュースがあったので、独身であってもそれほど野菜摂取に困ることはありませんでした。しかし、ここアメリカでの事情は少し違います。
まず、コンビニが日本ほど便利なものではありません。「コンビニ弁当」というのはあくまで日本の文化であり、アメリカではそのような便利なものはありません。もちろん、惣菜は売っているのですが、ピザとかバーガーとかチキンなんかがメインで、日本みたいにサラダが売られているのを見るのは、自分が経験する範囲ではありませんでした。アメリカに来ると、日本という国がいかに「かゆいところに手が届く国」であるかということが実感できます。それくらい、アメリカという国は細かい部分が日本と比べて圧倒的に不便です。そもそも、コンビニまでの距離が非常に遠く(もちろん住む場所にもよりますが)、日本にいた頃のように家から2~3分でコンビニに着くということがあまりありません。自分が住んでいる場所はメリーランド州と言って首都ワシントンDCが隣の比較的都会の州ではあるのですが、今の家から最寄りのセブンイレブンまで、歩いて20分くらいかかります。「あ、あれ買い忘れた!」みたいなことがあっても、そのコンビニまで往復40分かかってしまうので、「まあ明日にするか」という風になります。いわゆる、日本で言うところの「田舎」ですよね。
さて、本題ですが、アメリカの野菜ジュースはV8(Wikipedia)というCampbell Soup Campanyというアメリカの食品会社から出ているものが主流です。というかこれ以外に見たことがありません。日本の場合、カゴメの野菜生活から始まり、各飲料会社がさまざまな種類の野菜ジュースを出していますが、アメリカにはそのような競合が見られないです。果物ジュースに関しては種類がたくさんあるのですが、野菜ジュースというのは本当に見かけなくて、もしかすると日本オリジナルの文化なのかもしれません。
そんな中、唯一メジャーなのがこのV8です。アメリカの飲料はどれも甘味が強烈という印象がありますが、V8に関してはそんなことはなく、いわゆる昔ながらのトマトジュースに近い、というかほぼトマトジュースです。なので、個人的には糖分を気にすることなく安心して飲んでいます。成分もトマト以外にニンジンやセロリ、あとフルーツも加えられているらしく、独身の野菜不足解消には最適だと思っています。値段もお手頃で、自分は350mLのV8缶をいつも1.5ドルでNIHの売店で買っています。まとめて買えばおそらくもっと安いでしょう。
ただ、V8だけ飲んでいるのも、大丈夫なのかもしれませんが、なんとなく不健康な気がします。自分で生野菜を買って調理したり、サラダにしたりするのもいいのですが、一人暮らしだと、やはり面倒臭いのと、それ以上に食べきれないというのが問題になります。肉と違って野菜は冷凍保存もしづらいですしね。
そこで自分は袋野菜を愛用しています。日持ちはそんなにしないですが、一週間程度なら問題なく持ちます。日頃はコールスローサラダをよく買いますが(レタスと比べると日持ちするので)、今回はバターレタスを買いました。ヨーロッパ原産のレタスのようで、柔らかくて個人的には気に入っています。いつもMaruichiで買ったピエトロドレッシングをかけて食べています。日本人に合う、手頃なドレッシングになかなか出会えないのもアメリカの難点です。
理想的には生野菜を買って、いろいろな野菜料理ができればいいのですが、、、現実はなかなかうまく行きませんよね。そんな時はこんな方法で野菜を摂取してみてはいかがでしょうか?野菜は大切です。