研究費の申請書、落とされる

申請していた、海外研究留学のためのグラントが不採用だったことが今日、メールで通知された。申請倍率が14倍と非常に厳しい競争だったらしく、不採用通知の最後に「心よりお詫び申し上げます」と非常に丁寧な文が添えられていた。

正直なところ、コロナで新たに留学する人は減っているだろうし、今年は海外留学助成の申請が減っているのではないかと思ったのだが、、、もしかすると、コロナで実験ができなくて、既に海外に留学している日本人研究者が暇を持て余して、たくさん応募していたのかもしれない。かくいう自分もその1人である。まあ、コロナがなくても自分は応募していたが。

割と最近に論文も出ていたし、多分いけるんじゃないかなと思っていたのだが、ダメだった。申請テーマそのものに、ポジティブデータが欠けていたことが、一番の原因かなと思う。それに応じて、研究のビジョンというものも自分自身見えてなくて、それを表現することができなかった。

本当にそれが一番の原因なんじゃないかと思う。それ以外にも、「留学先から給料は出るか?」という設問があったことから、もしかすると給料が出ない人に優先的に助成されるということもあるのかも知れない。自分の場合はNIHから給料が出る。もし、給料が出ない人がいるのなら、そちらが優先される可能性の方が高いかなとも思う。

あと、もう留学して3年で、論文も僅かながら出ているので、もしかするとまだこれから論文を出すという人が優先されるのかも知れない。まあ、詳しい採択状況は自分には見当がつかない。これくらいで採用されなかった考察は終わりにしよう。

自分としては助成金を獲得することで、ラボの財源に貢献しようと思っていたのだ。そして自分で助成金を取ると、自分専用の試薬などが多少は買いやすくなる。「この穀潰しが!」と怒鳴られることもないだろう(そんなことは絶対にない非常にいいラボだが)。

でも、申請書を書くことで、自分の研究テーマの脳内整理みたいなことができたかなとも思う。もしかすると、年1くらいで申請書は書いた方がいいのかも知れない。

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