2020.5.23にZOOMでカウンセリングしました。3週間ぶりでした。ZOOMだと自宅からできるところが楽ではありますが、やっぱりカウンセリングは直に顔を合わせてやるのが良いですかね。うまくは説明できないけど、何かが違う気がする。
カウンセリングの受け方って人それぞれだと思うのですが、自分は感じたことを事前に文章としてまとめてからカウンセリングに臨むという方法をとっています。あまりに文章が長いときや、「これだけはどうしても喋りたい!」というものがある時はワードファイルを事前に先生に提出したりもします。そして、あとは流れに任せて、60分間先生と対話するという感じです。
料金は1時間80ドルなのですが、実際は保険が適用されて、15ドルで受けています。幸いなことに、アメリカのカウンセリングは多くの場合保険が適用されるのです!時間も毎回10分から20分くらいは無料で延長してくれます。もちろんこれは先生の裁量によるでしょう。
日記はGoogleドキュメントが個人的におすすめです
文章は基本的にGoogleドキュメントを利用して書いています。これのメリットは家でも、職場でも、外でもどこでも、文章を続きから書けるという点です。例えば、職場で仕事に集中できない時、ちょっと職場のパソコンを使って、Googleドキュメントで日記を書く。保存は自動的にされるので、自宅に帰ってから今度は家のパソコンを使って続きから書く、そういう便利なことができます。もしWordとかで書いていると、ファイルを職場のパソコンから家のパソコンに転送しないとダメですが、そのめんどくささを省略できるのが、すごく気に入っています。また散歩していて、書きたいことがふと思い浮かんだ時でもiPhoneからGoogleドキュメントにアクセスして続きから書く、ということもできます。そして、完成したら、docファイルとして打ち出して、プリントして保存します。これがめんどくさがりな自分が編み出したベストな方法です。
認知行動療法ってどんな感じ?
実際に自分が取り組んでいるのは認知行動療法というものに該当するのだと思います。これはちょっと理解が難しくて、自分も実際に取り組んでから、「ああ、こういう感じが」ということが掴めてきました。取り組む前にWikipediaとかで認知行動療法について調べてもよく分からりませんでした。
この文章として自分の思いをまとめる際に大切なのが「自動思考」と呼ばれる、真っ先に自分の頭の中に浮かんだ考えをなるべく編集せずに書き残すことです。人間(一般化しすぎることには注意しているのですが)どうしても、いいカッコしたかったり、いい人に思われたかったりするので、「醜い感情」が湧き出ても、他者に伝える際にどうしてもそれを編集しがちなのですが、勇気を出して、その醜い感情をそのまま書き出します。そして、そういう感情を先生と一緒に話し合っていきます。すると、自分が「醜い」と感じていた感情も、他者から見るとそうではなかったり、もしくは人によっては真逆の印象を持っていたりすることもあるということに気付き始めます。これがいわゆる「認知の偏り」です。そしてこの「自動思考」を「合理的な思考」に文章上で変換していくことで、少しずつ認知の偏りを修正して、最終的には行動の変化に結びつけます。行動が変わっていくと、人間の脳というのもまた変わっていくらしいです。
友人の情報を別の友人に伝えてしまった時の話
次の文章は自分が伝えた友人の情報が、本来伝わって欲しくなかった人に伝わってしまった時の自分の心の中の動きです。結局この話はカウンセラーさんには伝えませんでしたが、こういう人に言いづらいこともカウンセリングでは吐き出して楽になることができます。
登場人物は自分と友人A、友人B、友人Cの合計4人です。友人Aは友人Cのことが好きではありません。自分はそのことを知っていますが、Bさんはおそらくそのことを知りません。友人Bと自分は全員に対して中立的な立場です。
X月のY日くらいに自分がBさんに伝えたAさんの渡米に関する情報が、BさんからCさんに漏れて、それでCさんが自分に「Aさんの渡米の詳細がわかったら教えて」と言いつつ、なぜかその日のうちにCさん本人がAさんに聞いてしまうということがあった。
自分の心理として、「自分がAさんの情報をCさんに漏らしたとAさんに知られると(AさんはCさんのことが好きでないので)、Aさんからの信用を失い嫌われるかもしれない」というように感じ、「Aさんに連絡して弁明しようかな(実際はBさんが漏らしたのです!)」という心の動きもあったが、最終的には何もしなかった。その日はそのことをずっと考えていたけれど、次の日にはもう忘れていたと思う。
連絡すること、しないこと、どちらが自分にとって恐怖が大きいか、恐怖突入に該当するのかはわからないけれど、自分の心の中で「そこまで強迫的になって連絡する必要ないか」「何か言われたらその時に謝ろう」という思いがあった。
「人の大切な情報をバラしてしまう自分」「それを知らんぷりする自分」「でもそんな自分でもいいか」というように自分の陰を受け入れる自分。これもshadow workの一つだったのかもしれない。
後日分かったのですが、実際の所、CさんがAさんに渡米の情報を聞いたのではなく、AさんがCさんに自分から伝えたようでした。話の流れとタイミングから、自分が勝手に勘違いしていたのです。なので、上のように一日中悶々としていましたが、実際は杞憂だったのです。
こういう小さい悩みってバカらしいかも知れないけど、こういう悩みも積み重なると大きな悩みになって、自分の心身を壊してしまいます。自分は過去にあまりにこういう思いを1人で抱え込みすぎて、うつ病になりました。今はカウンセリング という吐き出す場があります。そして、そこが自分にとっての救いになっていて、生きる糧になっています。