先日、ラボメンバーとシークレットサンタ (Secret Santa)たるイベントをやった。恋人ができたことのない自分にとっては、実に小学生以来、約20年ぶりとなるクリスマスプレゼントだった。
発起人となってくれたのはうちの研究室のママさんポスドクだった。彼女はお子さんが3人もいながら、研究活動も並行して行っており、家事、育児、研究と超絶忙しいはずなのに、コロナで祖国に帰れないメンバー達のために、こんな素敵なイベントを企画してくれたのだ。本当にすごいなと思う。自分がこんな風に他者に自分から愛を与えられるようになるためには、あと人生3周くらいして、ようやくたどり着ける境地なような気がする。
今回ブログを書くに当たってシークレットサンタをネットで調べてみると、どうも欧米圏では一般的なイベントらしい。
手順は、
- 名前が書かれたクジをランダムで引く。このクジの中に書かれている名前はシークレットにする。
- 次にそのメンバーに当ててクリスマスプレゼントを用意する。その際に、少しだけ自分がプレゼントしたというヒントになるものを添える。
- 本人がいない時にプレゼントを職場のデスクの上に置く。
- みんながプレゼントを受け取った後、プレゼントを見せ合い、誰がどのプレゼントを送ったか当てあう。
こんな感じだ。
今回やってみてわかったのは、ヒントはほんの少しでいいらしい。自分はガッツリ日本のプレゼント(露天湯めぐりという入浴剤)を送ってしまったので、全員に当てられた。次回はもう少しひねりの効いたものにしよう。
あと、上限が15ドルのはずだったのだが、みんな確実に15ドルを上回っていた。自分はきっちり15ドルのプレゼントだったので、みんなのプレゼントに比べて少し物足りない気もした。
自分はというとこんな素敵なプレゼントをいただいた。約20年ぶりのクリスマスプレゼントである。
なんだかんだで海外留学は素敵で楽しい。今のラボメンバーはみんな精神的に成熟していて、他人に攻撃的な人がおらず、みんな協調的で尚且つ自立的である。でも、これは夢の空間なのだ。そのことは忘れないようにしようと思う。