先日、歯医者に虫歯のチェックに行った。左下奥歯に黒ずんでいる箇所があったからだ。日本に帰ってきて、両親と同居して、だいぶ生活に余裕はあるはずなのだが、未だに毎日歯磨きすることは困難であり、歯磨きせずに寝ることが多い。だから早めに行きつけの歯医者を作って、虫歯の確認に行った方がいいと思った。
ネットで近くの歯医者を予約して、土曜日に行ってきた。結果的に、虫歯ではなく、歯の詰め物が経年劣化していたことが原因らしい。今後の通院で、詰め物を入れ替えることになった。あんなに歯磨きできていないのに、虫歯がなく、やはりデンタルフロスの力はすごいなと思った。夜こそ歯磨きできないけど、歯磨きするときは必ずデンタルフロスもしているのだ。
日本での仕事はハードで殺伐としていて、あまりウキウキする職場ではないのだが、それでもこういう時に日本は楽だなと思う。
アメリカにいる時は歯医者までの距離が、精神的な意味でものすごく遠かった。アメリカでは歯科保険は医療保険に含まれないので、自分で保険会社を見つけて、歯科保険を買っていた。アメリカで歯医者に行こうと思ったらそこから自分の手で始めないといけない。さらに英語で悪戦苦闘しながら電話予約して、虫歯一本あたり100~200ドルくらいの治療費を払う。自分はそんな大変なことをしていたのだ。
今回は検診だけで4000円くらいだった。アメリカで検診とかクリーニングをすると100ドル以上かかっていた。
最近は週末に近所の銭湯に行ってサウナをするのが日課だ。回数券で一回1000円以下で入れる。アメリカにいる時も何度かVirginiaのSpa Worldに通ったのだが、一回40ドルだし、何より車で1時間近くかかった。7年間のアメリカ生活で、通算5~6回しか通えなかった。
食事にも困らない。おいしくて、安くて、日本人の口に合うものが簡単に手に入る。アメリカにいた時は、あまりアメリカ食が合わなくて、「お腹が減っているのに食べたいものがない」という現象をよく経験した。冷蔵庫にピザの残りがたくさんあるけど、全く食べる気にならない。NIHのカフェテリアにランチを買いに来たけど、全く食べたいものがない。何か買うけど、喉を通るのにめっちゃ時間がかかる。日本ではそんなことがない。食欲のない日もあるけど、何かしら喉を通る食べ物が売られている。
ウキウキワクワクこそしないものの、生活そのものは日本の方が圧倒的に楽だ。当たり前かもしれないが。