去年の夏場、そして今現在も、職場で実験中に、自分のかく汗がくさいなと思うことがある。特に右脇からかく汗がくさい。
ワキガというやつなのかなとも思ったが、同居している家族からは指摘されたことはない。何より、職場以外でかく汗は夏場であってもくさくなかった。
調べてみると、実際にストレスが原因でかく汗というのはスポーツしてかく汗とは性質が異なりにおいやすいらしい。
日本の研究室はアメリカにいた時の研究室に比べて監視が厳しいと感じることが多い。ちゃんと働いてないと怒られるのではないか?とビクビクしながら、必要以上に実験を計画し、パフォーマンスとして、体を動かして実験して働いているアピールをしている感じが否めない…
何となく、体から異臭を発して、周囲に人を近づけないことで、ストレスを抱えている自分にこれ以上ストレスが降りかかってこないように、バリアを張っている感じがある。全くどんな防御方法だ。そんな防御方法を開発してしまうほど、自分は追い込まれているのであろうか…
いまだに、職場や研究に向かう際に、毎朝のようにえずきが原因の咳が出る。以前は寝起きにえずいていただけだったが、最近は職場でも多少えずくようになってきた。そんな状態になってまでこの仕事を続ける理由があるのだろうか…
そんなに研究が好きか?(NANAのタクミの「そんなにあいつが好きか?」っぽく)
多分、そんなに研究が好きなのだ。最近は、研究に向かわざるを得ない環境に身が置かれしまったことで、逃げられない環境に置かれてしまったことで、少しずつトラウマが和らいでいき、以前より研究に対する恐怖心や嫌悪感がなくなり、また研究に向かいやすくなった状況を嬉しくも感じるのである。
だが、確実に寿命を削りながら研究をしている気がする。クラピカのエンペラータイムみたいだ。せめてえずきながら研究することと引き換えに、Natureクラスの発見ができる能力が備わっていればいいのだが、私の能力はオーディナリータイムで、研究能力は上がらずにただ寿命を縮めている。制約と誓約は私には適用されない。
脇毛を剃ることで多少においがにおいが低減する事がわかったので、夏場はなるべく剃るようにしようと思う。「おっさんのくせに脇毛剃る奴」である。